株式会社ナビック
株式会社ナビック（本社：東京都千代田区、代表取締役：髙津 智仁、以下「ナビック」）は、インフラシェアリング（※1）向け機器の提供及びその運用サービスを開始いたしました。その第一弾として、アイテック阪急阪神株式会社（本社：大阪市福島区、代表取締役社長：水本 好信、以下「アイテック阪急阪神」）に、2024 年 9 月 6 日に先行まちびらきを予定している「グラングリーン大阪」（※2）の北館向けに、ナビックのアンテナ分散型システム（以下、「N-DASシステム」）機器を納品し、その遠隔運用システム（以下、「RMS」）サービスを提供いたします。
ナビックは、以前より屋内でのインターネット環境の構築・充実を図るべく、ホテル・病院・オフィスなどにWi-Fiを中心とするLAN環境の提供を行ってまいりました。一方で携帯電話の５G化が進んでおりますが、直進性が強い５Ｇ電波の特性から、屋外からの５Ｇ電波が屋内に届きにくく、屋内での電波環境充実が強く求められています。しかし、携帯電話事業者や既存のインフラシェアリング事業者にとって、屋内携帯電話設備の導入がコスト面等の制約から難しい状況があり、その課題解決策として、ナビックは、屋内での携帯通信環境の充実を目指し、複数の携帯電話事業者が５G及びLTE電波を共用することが可能なN-DASシステムを自ら開発いたしました。
そして、ナビックのインフラシェアリングサービスのビジネスモデルの特徴として、自ら携帯電話事業者に直接提供するのではなく、ビルオーナーや運営会社（以下、「ビルオーナー等」）にN-DASシステムを提供し、その運用サービスを請け負う形態にしております。このN-DASシステムとRMSサービスを組み合わせたサービスを「NISS」（ネットワーク・インフラ・シェアリング・ソリューション）サービスとして展開いたします。これにより、ビルオーナー等が主導的に携帯電話事業者にインフラシェアリングサービスを提供し収益を得るとともに、施設の携帯電話環境の充実を図ることができます。また、ビル全体に導入するのではなく電波の届かない一部のエリアに導入することで、不感地帯問題（※3）を解消することも可能です。
ナビックは、今回のアイテック阪急阪神への「グラングリーン大阪」北館での提供実績を皮切りに、全国のビルオーナー等に向け、ナビックのNISSサービスの拡販を進めてまいります。そして、全ての方々に「より速く、より大容量で、より遅延なく、より安全に、より安価に」利用できる通信環境をご提供してまいります。
（参考） アイテック阪急阪神のプレスリリース：
https://itec.hankyu-hanshin.co.jp/news/uploads/20240805.pdf
※1 「インフラシェアリング」とは
インフラシェアリングとは、異なる携帯通信事業者で通信設備を共有する事です。携帯通信事業者がインフラシェアリング事業者の構築した共用設備に自社設備を接続することで、共用設備より電波を発射することができます。インフラシェアリング事業者により、共用する範囲が異なります。
※2 「グラングリーン大阪」について
JR大阪駅北側に広がる旧梅田貨物駅跡地において、グラングリーン大阪開発事業者JV9社が開発を進めるうめきた2期地区開発事業です。先行まちびらきでは、北館及びうめきた公園の一部（サウスパークの全面、ノースパークの一部）がオープン予定です。このうち北館は、北街区のホテル・中核機能施設・商業施設を備えるビルのことを指します。
携帯キャリア各社がアンテナを設置し、携帯電波を網羅した地域であっても、建物の構造や地理的な要因等により、携帯電波が届かないエリアがあり、そのエリアは、携帯電話等の端末のインターネット利用が出来ない問題を指します。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ナビック 広報担当
E-mail:info@nabiq.co.jp 電話：03-6206-9246
URL：https://www.nabiq.co.jp/
