代表メッセージ

通信事業は常に変革、特に、ダウンサイジングが求められる業界です。その顕著な例が、ADSLによる有線ブロードバンドの速度競争です。

それまで提供してきたISDNのような通信環境に比べて、導入コストが安価で通信速度の出る環境を、通信事業者は構築してお客様へ提供しました。つまり、通信業界では、ダウンサイジングが起こっていたのです。お客様の観点からすると、通信速度が上がり、費用が下がるという大きなメリットを享受できました。有線で起こったこの流れは、必ず無線でも起こります。

弊社では、その無線でダウンサイジングを起こし、お客様から無線ブロードバンドも通信速度が上がり、なおかつ費用は下がったと言っていただける環境を目指しております。

現在、無線での通信環境というと、携帯事業です。携帯事業は現在の通信環境の柱であり、屋内外関係なく通信ができるとても便利な環境です。ですが、有線との大きな違いは、空気中が伝送路となるため、有線のようにケーブル単位で独立して通信を行うことができず、物理通信路は一つです。もちろん、伝送技術で論理的に通信路を分けることはできますが、限界が有ります。

そこで、携帯事業者が通信速度を上げる場合、基地局を多く設置するか、空気中の物理伝送路速度を向上させる必要が有ります。その変革が、2G、3G、4G、5Gの歴史です。

同時に、携帯事業者が効率的な通信環境を構築するためには、有線ブロードバンドの基礎技術であるインターネットの活用が不可欠でした。つまり、5Gでは、無線区間を除く通信環境がほぼインターネット通信もしくはブロードバンド通信とほぼ同じ環境となってきております。そして、ローカル5Gのように、構内でLAN環境と融合させる通信技術も出てきました。

弊社は、設立当初から、無線ブロードバンドを活用して、安価で高速な環境をお客様へご提供することを目指してまいりました。その結果、WI-Fiを中心とする無線通信から、建物内のLAN環境及び建物への通信回線まで、LAN環境全てを一括でご提供し、運用しております。

この環境に携帯通信技術が融合してきました。無線ダウンサイジングの大きな機会がやってきました。

弊社は、この機を逃さず、Wi-Fiなどの無線通信と5Gのような携帯通信技術をLAN環境で融合させ、お客様により安価で高速な通信環境をご提供することを目指します。

代表取締役

高津智仁

TOMOHITO TAKATSU
1996年 4月 日本電信電話株式会社通信ソフトウェア本部入社
1997年 9月

NTTコムウェア株式会社転籍

カナダ・ノーザンテレコム社DMS-10交換機ソフトウェア開発従事

2005年 2月

株式会社アッカ・ネットワークス企画部入社

UCOMやWILLCOMとの事業提携を推進

2007年 7月

同社WiMAX推進室副室長

無線事業の事業戦略立案、事業提携推進、免許申請を実施。

Docomoとの企画会社である「株式会社アッカ・ワイヤレス」設立、同社取締役就任

免許申請に向けて、Equity 800億円、Dept 2,400億円調達

2009年 1月

株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス設立、同社取締役就任

株式会社アッカ・ネットワークのイーアクセスへの合併に伴い、

無線部門をMBOして会社設立。

2010年 4月 同社代表取締役社長
2010年10月 第三者割当増資により、KDDI株式会社から4.5億円調達
2013年 3月 同社売上高630億円を計上
2013年 6月 同社任期満了につき退任
2013年 8月 株式会社ナビック設立同社代表取締役